病院か?カウンセリングか?悩む方へ

カウンセリングのお問い合わせのお電話で

「病院を受診すべきか、カウンセリングでいいのか悩んでいる」

と話す方は意外に多いですね。
病院(心療内科、精神科、などの医療機関)でも、カウンセリングでも、私はどちらもアリだと思いますし、基本的に行きやすい、その方にとってハードルが低い方を選んで構わないと思います。ただ、この両者のちがいが分かりにくいですよね?
強いて言うと、
医療機関:処方箋(お薬)が出せる、診断書が出せる
カウンセリングオフィス:処方箋は出せない、診断書は出せないが、情報提供書(病院への紹介状や、学校や職場宛の文章、司法への意見書など)は作成できる

医療機関にカウンセラーが在籍していれば、健康保険が適応され、安価でカウンセリングを受けられる場合があります。ですが、必ず初回は医師による診察を受けなければなりません。そして医師が患者さんにカウンセリングが必要だと判断しなければ、カウンセラーによるカウンセリングはうけられません。医療機関ではカウンセリングのみの受診は行われていません。医師がカウンセリングをすることは非常にマレです。医師によるウンセリングは短時間で、診断や処方に関わる情報を聞くことが主となります。

反面、うちのような心理カウンセリングのみを提供しているところでは、相談を聴くことに専念し、そのお話から適切な問題解決方法を話し合います。うちですと、家族療法、解決志向アプローチといったカウンセリングの方法を駆使し、相談者さまが置かれている背景に配慮しながら、相談者さまのさまざまなお悩みに対応します。診断はしませんが、相談者さまの体調不良(食欲不振、不眠、動悸など)によっては、医療機関への受診も勧めますし、学校や職場に診断書が必要な際にも医療機関の受診を勧めることもあります。相談者さまが望めば、です。

最近では、余裕をもって患者さんの話をきいてくださる精神科医もいますね。ただ、そうなるとカウンセリングオフィスのようにカウンセリング料金は「自費」となる可能性もあります。いずれいせよ、受診されるときにお問い合わせしましょう。
大変ありがたいことに、患者さんにうちでの心理カウンセリングを勧めてくださる医師もちらほら出てきました。

医療機関を受診の際の、大きな問題としてあげられるのは、「初診は1~2ヶ月待ちだと言われた」という、すぐに対応してもらえない時間の問題です。どんな悩みに対応しているかによりますが、こういうときも、カウンセリングルーム、うちのようなカウンセリングオフィスの利用をお考えください。

要は、おつらい思いをしている方に医療と心理が協同してお役に立てればいいのですけどね。

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